先週ギリシャのバルファキス財務省とドイツのショイブレ財務省とで会談が開かれましたが、予想通りの物別れに終わりました。その後の独ショイブレ財務省の会見で、ギリシャ危機の根本原因はEUやドイツでは無くギリシャ自身に有り、その辺の考えが違うということが明確に判ったと異例の会見となりました。そんな中プーチン大統領は、5月9日にモスクワで開催される第二次世界大戦における、対ドイツ戦勝70周年記念式典にギリシャツィプラス新首相を招待すると発表しました。ギリシャ新首相ツィプラス氏も、ドイツに対して膨大な戦後補償を放棄した経緯を踏まえ、今後ドイツに対して過去の戦争問題を追及しようと画策しています。ギリシャは債務削減を目指し。これからEUやドイツに対して、中国や韓国のように過去の戦争責任を盾に交渉すると思われ、場合によってはロシア側に付くということをチラつかせるでしょう。今後のEU&ドイツVSギリシャ&ロシアの動向に注目が集まりそうです。