ホンダ技研工業が1日に新型「N-BOX」を発売します。事前受注は歴代2位の2万5000台(歴代1位はフィットの2万7000台)を超えたとのことで、相変わらず好調な売れ行きを見せている。今回FMCした「新型「N-BOX」は、軽自動車初となる全車にホンダの最新機能を備えた安全運転支援システム「ホンダ・センシング」を標準装備するなど、商品力を大幅に向上させている。さらにプラットフォームを始め部品点数の9割を見直すことで80Kgの軽量化を実現、エンジンとCVTも刷新し、加速性能と燃費性能ともに向上させた。月販目標は1万5000台設定。2011年12月に販売を開始した「N-BOX」、初代モデルは同社最速で累計販売台数100万台を達成し、国内販売を大きく牽引したフラッグシップカーに成長、15、16年は暦年、年度とともに軽自動車車名別販売台数第1位を獲得、さらに7月まで17ヵ月連続で軽車名別販売台数第1位を続けている。今回は販売好調の中での初めてのフルモデルチェンジを果たすという、力のいれようだ。新型「N-BOX」は、旧モデルのネガティブ要素を潰す形で製作され、乗り心地や静粛性が向上、ホンダセンシングも従来の8機能に「オートハイビ―ム」と後方誤発進抑制機能の10機能に広げ全タイプに標準装備し、軽自動車初となる助手席が前後に57㎝スライドする「助手席スーパースライドシート」を採用した。動力系はエンジンとCVTを改良し、加速性能を向上させながら燃費を従来の25.6Km/Lから27.0Km/L(N/A・FF)に向上。全車にLEDヘッドランプを採用し、一目で「N-BOX」と判るように仕上げたそうだ。注目の価格は「N-BOX」が138万5640円~188万280円、「N-BOXカスタム」が169万8840円~208万80円と、旧型より11~20万前後価格を引き上げた。