BIS(Bank for International Settlements)におけるバーゼル合意において、新たなニュースが入って参りました。貿易業や自動車業界はあまり関係御座いませんが、本邦地銀には関係してくる可能性も有るのでレポートさせて頂きます。今まではソブリン債券(国債)は、どの国の債券でも国家が破綻することは想定していない前提で、100%安全資産として見なされておりました。今後BISとしては、国債は100%の安全資産で無く、国家の財政を移した格付け等を背景に資産価値を見直すということです。これにより本邦では、特に地銀を中心に国債運用比率が高いため、資産価値の目減りにより、経営統合が進む可能性が高まって参りました。昨年からレポートしてきました、スーパーリージョナルバンク構想による再編が地銀を中心にさらに加速しそうです。