先日ECB中央銀行総裁マリオ・ドラギ氏の量的緩和発言が有り、ユーロ安に振れていた為替ユーロですが、ここへきて各国の高官からの話で実際にはかなりの期間の調整を有するという趣旨の発言が相次いでおります。それもそのはず日・米と違いユーロは1国では無い訳ですから、簡単にモザイク通貨ユーロの量的緩和を実行出来ないという事です。非伝統的な手段を講じる用意が有ると発言し色めき立った為替市場ですが、ここ最近は落ち着きを取り戻しております。ただECB総裁は今回の会見で、IMFのラガルド専務理事に不快な発言をしているところや、前回・前々回の金融機関へのオペが終了するまでに必ず何らかの措置を講じてくると思います。今回の一連の高官の発言により、すぐに発動するのは難しいかもしれませんが、水面下で調整は続いていると見るべきでしょう。