超低金利社会の常態化によって、民泊を含む個人の貸家業を営む人々が現在進行形で増殖中です。もちろんそのビジネスに関しては異論は無いのですが、問題は低金利ということだけや、相続税対策だけという、木を見て森を見ず的なことで、始めている方々が非常に多いのにはビックリしています。実際そういうセミナーに参加しても、これから東京オリンピックに向けてバラ色なんだ。いつ買うの?今でしょう!みたいなのりの方々が多かったのを鮮明に覚えています。皆さんの周りでも有りませんか?畑の真ん中に無機質なアパートが乱立している状況。リーマンショック前の本邦でも同様の事象が有りましたが、今回は2020年の東京オリンピックが控えて、インバウンド客が年々増加していることで、まさにカオスになっていると思われます。お金に余裕の有る方々がやるのなら特段心配はしておりませんが、一念発起で貸家業を銀行のアパートローンで始めている方々への融資額が、22兆円をはるかに凌駕しているという現状は、ちょっと心配では有りますね。