最近販売好調な欧米のリッターカー、VW「UP!」、フォード「フィエスタ」、フィアット「500」、クライスラー「イプシロン」、スマート「フォーツー」の5モデルが本邦に投入されておりますが、仏ルノー社はスマート「フォーフォー」と車体を共有する「トゥインゴ」の導入を検討しているとのこと。この状況やTPP締結を鑑み、経済産業省が8月末に提出した2015年度税制改正の要望書の中に、排気量1000cc以下の税制は「軽自動車の2倍程度に」という文言が盛り込まれております。現状は不透明な状況ですが、これが来年度の税制の盛り込まれるようなことになれば、現在自動車税だけでも2万2300円の差が有る現状が大きく変わるということを意味します。本邦自動車メーカーもリッターカーへの回帰を迫られる必要が出て、市場が一気に活性化する可能性も有るでしょう。ガラパゴス規格と海外から揶揄されている本邦の軽自動車規格の包囲網は、国内外から徐々に厳しくなるかもしれません。