トラック業界がまとめた2014年10月の積載量4トン以上の普通トラック販売が、前年同期比4.1%増の5938台と6ヶ月連続のプラスになりました。ただ大型車は8.7%増の3358台となりましたが、反対に中型車は1.3%減の2580台と微減になりました。乗用車と違い利益を生む商用車需要は、2003年~2006年の排ガス規制強化の入れ替え特需も牽引しておりますが、やはり公共工事の大幅増、オリンピック関連工事、耐震工事、復興工事などの四半世紀ぶりの建設バブルが来ているのが大きいと思われます。建設特需は自民党政権が続く限りオリンピック前まで続くでしょうし、何より今後リニアモーターカー事業も控えておりますので、しばらくは安泰でしょう。またこの建設特需を一過性と見ていた業者も多かったため、今後はそのような中小企業の入れ替え特需も商用車需要の増加に寄与していくことでしょう。