日銀の実質的な国債の引き受けが止まりません。13日付けの日経新聞によりますと、3月20日に発行されました直近の長期国債(10年債)の53%も取得したと報じられました。以前の日銀でしたら発行1年以内の国債購入を控えておりましたが、実質的な量的緩和が白昼堂々行われ市中に資金を大量に投下しております。さはさりながら相変わらず中小零細企業は、資金投下の恩恵は全くと言ってよいほど有りません。特に大手銀行を中心に露骨に貸し渋り、貸し剥がしをされているのが実情で、その相談件数は日々増加中です。特に輸出企業は消費税の立て替え金が3%増加しただけでなく、場合によって来年から10%も立て替える可能性も出てきましたので、資金需要は切迫する可能性が出て参りました。