日産自動車は15日、ブラジル・リオデジャネイロ州レゼンデに26億ブラジルレアル(1レアル45.54円)を投資して車輌とエンジンの新工場を設立、ブラジルでのシェア5%を目指すとのこと。工場の年間生産台数は20万台の生産能力が有り、完成車のテストコースも隣接し南米での販売拡大を狙います。新工場ではすでに1500名を雇っており、今後増産体制が整えば2000人まで雇用を拡大するという事で、ブラジル政府・リオデジャネイロ州からも期待を寄せられております。当初は新型マーチ及び1600ccフレックスエンジン車を生産する予定ですが、特にブラジルで人気の有るフレックス仕様に力を入れる見込み。日産は2000年からブラジルで事業展開をしており、2002年から同国パラナ州で現地生産を開始し、着実に販売台数を増加させて参りました。ディーラー数も現在の169店舗から、リオデジャネイロオリンピックが開催される2016年までに240店舗まで増加させる方針です。 *フレックス仕様車 (ガソリン、メタノール、エタノールを使用出来る車輌で、サトウキビやトウモロコシを主原料とするバイオエタノール精製が盛んなブラジルにおいて特に人気の有る仕様)