6日付の日刊自動車新聞によると、10月の中国での新車販売は、ホンダが前年同月比3.1倍の7万5150台、日産が同2.3倍の11万4700台、トヨタが80.6%増の8万2400台と日系自動車メーカーが好調です。

 また中国国内では、PM2.5等の自動車を含む排ガスを抑制するため2013~2017年に掛けて自動車排ガス抑制策を発表、1,600cc以下の小型車、ハイブリッドカーに補助策を講じ、低燃費・低排出ガスへの移行を促します。中国で販売好調な日産自動車は、EVは追い風になると思いますが、早急にハイブリッド車のラインナップを揃える必要に迫られそうです。

 また急激に販売を拡大したホンダは、中国マーケットで更なる躍進を図るべく、2015年までに新型車12モデル、現在の倍の130万台の販売を狙い、現地でのリサーチと開発強化(R&D)のために、新会社を設立致しました。ここにきての販売増加は、ホンダにとって更なる追い風となりそうです。まさに政冷経熱ですね。

(ブコビッチ)