国土交通省は、自動車ユーザーに対してETCの義務化に向け、来夏の審議会での義務化を目指すとしました。通行料金で自動車の流れを変える交通需要管理(Traffic Demand Management)に本腰を入れ、首都圏への自動車流入に対して英国やシンガポール等で導入されているロードプライシング制への道筋を付けるのが垣間見えます。現在高速道路利用車の9割に迫るETC搭載車、しかし保有台数ベースで計算するとETC搭載車は6割ほどとなっており、もし本決まりになれば、ETC製造メーカー、ETC取り付け業者に特需が訪れそうです。ただ現状目的地に向かうために、仕方無く首都圏の高速道路を利用しなければならないケースも多々有りますので、今後は更に議論が白熱化すると思われます。