世界中で長期金利の上昇が続いている。特に米国新大統領が決定してからの長期金利の上昇率が、じわじわと上昇しているのが判ると思います。16日は昨日の0.05%から0.10%まで倍の金利上昇(債券価格の下落)となり、日銀が買入を実施し一時価格上昇(金利下落)したにも係わらず、再び上昇に転じております。何度もレポートしておりますが、為替市場と債券市場は動き出すと急激に動く性質があるため、しばらくは各国の長期金利の動向に注視する必要が有ると思われます。本邦の債券市場では、どの程度で日銀が指値オペ∞の数値を入力するのか、債権トレーダーは、試しにきているのかもしれません。日銀がイールドカーブコントロール戦略を敷いているにもかかわらず、金利が上昇している最近の動きをどう捉えるか、12月19-20日の銀金融政策決定会合後の会見に注目が集まりそうです。