昨年6月に実施されたBREXIT以降の慢性的なポンド安による生活費急騰が、英国の家計にじわじわボディブローのように効いてきております。英政府統計局(ONS)が発表した1-3月(第1四半期)の統計によると、所得のうち貯蓄に回る比率は1.7%と、昨年10-12月(第4四半期)の3.3%を下回り、1963年の統計開始以降で最低を記録。実質可処分所得は前期比1.4%減少、減少は過去40年で初めての3四半期連続となりました。今後ユーロ離脱が完全に実施されれば、更なる悪影響を及ぼす可能性が出てくるかもしれません。