日東精工は雌ネジなどを使わずに炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の部材をタッピング出来る「セルフタッピングねじ・CFタイト」を開発したと発表しました。CFRPでは難しいとされていたタッピングに対応したことで、今後増加が予想される部品などの軽量化に貢献していく。CFRPを高強度で締結する場合、リベット材やインサートナットが使用されているが、作業性の改善や締結部品の重量低減などが課題となっていた。同社が開発したCFタイトは、ねじ先端部分や首下部を特殊な形状にすることで、高トルクの締め付けによる炭素繊維の剥離、破壊を防ぐことが出来る。締結作業時間の短縮に加え、ねじ部品の点数削減による軽量化、コスト削減にも寄与するとしている。

(日刊自動車新聞より)