麻生財務相は先週15日に衆議院財務金融委員会において、まだドル円で120円になっていないのだから、米国から円安誘導と言われる筋合いでは無いとの発言が有りました。通常財務・金融当局者において、為替の具体的な数字を述べてはいけないという、一種の不文律が有り、今回意図的なのか口が滑ったのかは判りませんが、120円という具体的な数字が出たのは驚きでした。これにより120円になれば円安ということで、日米相互補完的を背景に為替誘導もしくは介入が有る可能性があると市場は感じてしまったと思われます。しばらくは115円にキャプが置かれたような状況で、ドル円は推移するでしょう。