日本自動車輸入組合(JAIA)が先週発表しました2013年度の新規登録台数が、前年同期比で12.7%増の362,052台となり、登録車に占める輸入車シェアが10.6%と二桁台に載せ、4年連続の増加となりました。最近多い国内メーカーの海外逆輸入増加も有りますが、それを差し引いても外国メーカーの輸入だけで302,018台と17年ぶりの30万台突破となりました。外国メーカーだけの登録車に占める輸入車シェアも8.8%と、JAIAが統計を取り始めてから過去最高となりました。アベノミクスが始まる前までは円高による割安感で台数が伸長しておりましたが、昨年以降は全く状況が異なりいわゆる本物の実需となっております。特に株高・不動産価格の上昇による資産効果で、人と違った車に乗りたいという富裕層が明らかに増加しているものと思われます。また欧州メーカーのエントリーモデルが増加したことにより、本邦の自動車メーカーのユーザーをかなり取り込んでいるのも影響しているのでしょう。実際VWアップなど国産メーカーのエントリーモデルと変わらない価格帯も用意され、若年層や主婦層がディーラーに足を運ぶケースも増加しております。アベノミクスが今後も継続して機能した場合、輸入車業界にとってもうれしニュースが続きそうです。