トヨタ自動車は22日、25人乗りの小型バス「コースター」を24年振りにフルモデルチェンジを実施し、2017年1月23日に発売すると発表しました。環状骨格の増強、VSCの採用、室内空間の拡大、低反発ウレタン素材の座席など、安全性能や快適性を高めたニューモデルになる。環状骨格は先代型でも採用されていたが、新型はピラーの太さを2.2㎝増強、440MPa級と590MPa級の高張力鋼板とし高剛性化を実現、車輌が横転しても被害を最小限に抑制出来るロールオーバー性能を高めたバスにおける世界的な安全評価基準「ECE R-66」にも適合させている。室内空間は高さで6㎝、幅で4㎝拡大、素材の見直しも図ることで、ワンランク上の快適性能を実現させている。「コースター」はトヨタ車体の子会社岐阜車体工業の本社工場で生産、加工方法も従来のスポット溶接からレーザー溶接へと変更したことで生産性向上も果たしている。本邦で月販160台を目標にし、世界市場では110ヵ国で年間16,000台の販売を見込んでいる。