オーストラリアから2017年に生産事業撤退を決めたトヨタ自動車ですが、現在川崎重工業と共同で同ヴィクトリア州ラトローブヴァレー産の低品質褐炭で水素を生産する計画を立てております。この新規事業により新たな雇用を創出出来るとし、ヴィクトリア州政府も支持を表明しております。水素エネルギーの開発・販売は川崎重工業、トヨタ自動車は今後の燃料電池車販売における水素の安定確保を狙ういます。この計画を睨み川崎重工業は世界初の液化水素輸送船(容量2500立方メートル)を建造する計画を表明、将来的には豪州生産を年間23万8500トン出荷し日本におけるFCV需要予想量300万台分の水素を供給したい構え。試算によれば1立方メートル当たりの水素輸入価格は29.8円で、成功すれば日本のエネルギー需要が劇的に変遷する可能性も有るでしょう。電気自動車が足踏みしている最中、燃料電池車はガソリンと同等の走行距離を稼ぎ排出ガスはゼロエミッション、つまり純水だけということです。