日銀金融政策決定会合後のドル売り円買いを受けて、麻生大臣・黒田総裁会談、財務次官の円高けん制発言、岩田日銀副総裁の緩和継続発言と、様々な場所で口先介入が行われております。しかし市場は無反応、さらに米国の要人からは怪訝な発言が相次いでおります。先のレポート通り、ドルインデックスがここ数年高止まりしているこの状況下で、3年以上に渡る常軌を逸した量的緩和を容認し続けるとは思えず、米国が好景気による利上げが続くことによるドル高・円安に縋るしかないかもしれません。ましてや為替介入は、余程の急激な為替市場の変動が無い限りは、まず無理だと思った方が良いでしょう。