マレーシア自動車協会は、2016年の新車販売台数が前年比2.5%減の65万台になると予測しました。昨年8月、中国政府による突然の通貨切り下げにより急減にリンギット安に見舞われ、アジア通貨危機の一歩手前まで行ったのは昨年8月にレポートした通りですが、それ以降の為替安の影響で国内経済が低迷、更に金融機関が自動車ローンの条件を厳格化したことで、同産業が大きな影響を受けている。貸出期間の短縮、頭金比率や金利の引き上げにより、低所得者層への新車販売が落ちてきているとの事。中古自動車相場に大きな影響が有る中古自動車輸出ですが、枠が有るため需要は有りますがさすがに為替が20%弱もリンギット安になっていますので、同国向け中古自動車相場は軟調に推移しております。