外国為替市場において、米国利上げ観測による米ドルの独歩高で、新興国や発展途上国の通貨が惨憺たる状況になっていると、何度もレポートしておりますが、米国利上げが12月に実施され来年以降も数回に渡って利上げが実施された場合、対円ではもちろん円安要因となりますが、新興国や発展途上国通貨にとってドル転した場合のリスクは相当なものになるでしょう。また利上げに関しても、ジャネット・イエレンFRB議長はかなり慎重派ですから、再び125円を超えて更に円安を目指すという展開は、現段階では難しいと思われます。輸出業者はもちろん、国内自動車買取り・販売業者も為替の動向は注視すべき局面となっている気が致します。

米利上げ、思わぬ混乱、招くかな。