トヨタ自動車が燃料電池の解析技術で新たな手法を確立、水素と酸素を化学反応させて発電する燃料電池にとって必要不可欠な触媒のプラチナの挙動をリアルタイムに観察出来るというもの。燃料電池性能や耐久性の向上で課題だったプラチナの劣化メカニズムを解明出来れば、新たな燃料電池開発で高性能化を図り易くなる。高効率な触媒を開発出来れば、価格変動の激しい希少金属プラチナの使用料を減らす事が出来、車両価格を安価にすることも可能になります。元々1台1億円と言われていた燃料電池車(FCV)でしたが、使用するプラチナの量を抑制することで1000万円を切る価格にまで落とし込めたFCV、今後いかに希少金属使用量を減らすことが出来るかが肝となるでしょう。