先のレポートで触れたスコットランド独立に呼応した米ドル独歩高の様相で、米ドルの対円相場も円安方向に振れております。今後も引き続きユーロ売り・ドル買いの流れが強まれば、円安・ドル高の流れが付随して加速する可能性も有るかもしれません。それが現実化すれば事実上のドルペッグ通貨人民元が連れ高すると思われ、日本の最大貿易相手国は中国ですから、本邦にとってはプラスに働く公算も有るかもしれません。あくまで現段階の話ですが。短期的には先ほどもレポートした通り、独立しなかった場合は短期の巻き戻しも警戒しなければなりませんが、米国QE3の終了観測で長期金利がじわじわと上昇しており、米国に流入する資金が今後増加することにより、対ドルで円安が常態化すると思われます。