インド自動車業界に関する報告書によると、2020年までに世界第3位になる見通しだと発表しました。現在は世界第5位の販売台数ですが、伸びしろはまだまだ有り、中間所得層が拡大すればこの見通しも確実になるかもしれません。しかしながら、5月末以降のインドルピーの暴落、株式市場の暴落により投資マネーに翻弄される側面も有るので、一気呵成に販売が拡大するとは言えないでしょう。 事実2012~2013年中盤に掛けての景気減速や原油高騰の煽りを受けて、販売台数はそれまでと比較して振るわなかった。現在は二輪車から四輪車への移行期間中で、商用車や二輪車は順調に推移しているが普通乗用車に関しては、やはり景気に敏感だと言わざるを得ないでしょう。昨年1年を見ても二輪車の生産台数は世界第二位、商用車は世界第四位、二輪・四輪の生産の4分の3は二輪車が占め、金額ベースでは約半分が商用トラックだそうです。 (一部日刊自動車新聞より)

(ブコビッチ)