日野自動車は27日、インドの商用車メーカー「アショックレイランド」と小排気量エンジンに関する協業契約を締結することで合意しました。排気量4000㏄クラスでインドの次期排ガス規制対応技術を日野がアショックに供与、代わりにアショックはインドでの部品調達を日野の代わりに行う。両社は1986年にも協業したことが有り、当時も日野がアショックにエンジンを供与、今回も日野が声を掛け、アジア地域で小型トラックのコスト競争力向上を目指す日野と、排ガス規制対応を急ぎたいアショックのニーズが合致し、今回の協業に至った。インドでは大気汚染の深刻化で、2020年4月に欧州の排ガス規制「ユーロ6」相当の「BS6」が導入される予定で、現行の「ユーロ4」相当から一気に規制値が厳しくなることで、インド商用車メーカーの喫緊の課題となっていた。アショック・レイランドは、タタモーターズに次ぐインド第2位の大型車メーカー、今回の日野との協業により規制をクリアー、エンジン性能も向上することで、商品競争力も高めていく狙いだ。