昨年6月のBREXITショックから約1年、今度はその英国で総選挙が8日に行われ、即日開票される予定です。大勢が判明するのが、日本時間昼前後ということで、流動性の高い市場を持つ本邦株式市場や為替市場では、再び混乱する可能性もゼロでは有りませんので、英国向け輸出商社は注視すべきだと思います。さすがに2回目になるので前回ほどの混乱は無いにしても、今後の英国の動向を占う意味でも重要なイヴェントですから、中古自動車輸出、特に英国向けの比重が高い商社は要注意でしょう。英国情報員からのレポートでは、人口の流出増&流入減によって労働生産性が落ちてきており、物価はスターリングポンドの大幅下落によって、物価高が常態化、場合によっては深刻なスタグフレーションを招く可能性も高くなって参りました。選挙を前倒しで実施するのも、そういう事象が深刻化する前に行いたいという政権与党の思惑が透けて見えてきます。