フィリピン向け輸出のハブ港である経済特区スービック港で、今月8日から禁止していた右ハンドル中古自動車の輸入禁止を解除しました。今月20日に関税局(BOC)のアルベルト長官が同日付で各税関職員に対し通関手続き再開を指示した模様。回状によると、HSコード8701のトラクター、8702の10人乗り以上の輸送用自動車、8703の乗用車、8704の貨物自動車、8705の特殊用途車輌、8711の自動2輪、8712の3輪車を含む原動機付でない自転車の完成車が対象。今月初めに突然輸入禁止になった時は、相当な混乱を招きましたが、今回の件で関係者業者はほっと胸をなで下ろしております。今回の件は近々同国内で政権交代が実施されますので、その前に税関担当者らが私腹を肥やすためにこの暴挙に動いたのではないかとの見通しだ。同様にインドネシア等も政権が代わってから、税関職員の権限が相当強くなり、ビジネスマンはもちろん、旅行者からも難癖を付けて関税を貪り取る、不良税関職員が増加している。