1月20日、ドナルド・トランプ氏が米国第45代大統領として就任演説を行いました。米国第一主義を全面に押出し、オールドエコノミーに代表される製造業の復活、雇用の創出を求めていくという内容に多くの時間を割いておりました。今後は米国外から輸入された物品に関して、ボーダーTAX(国境税)を課すという方針との事ですが、アップル製品や小売り商品を始め、ほとんどが米国外で製造されたものを輸入していますので、ボーダーTAXに関しては相当紆余曲折が有ると思われます。為替に関して、日米金利差の影響でドル高に向かい易い状況では有りますが、ドル高=米国企業にとって収益悪化要因となるため、今後の口先介入により、為替が大きく振れる可能性も有ると見た方がよいでしょう。