タカタが製造したエアバックの欠陥問題で、ガス発生装置(インフレ‐ター)が破損する原因を、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が特定しました。特段高温多湿な環境で長期間保管・使用されていた場合に、エアバックを膨らませる火薬の硝酸アンモニウムが湿気で劣化し、事故で衝撃を受けた際の爆発力が設計想定を上回り、内部の部品が飛散すると結論付けました。例え製造時に問題が無くても、高温多湿の状況下で湿気が侵入するとの事で、「気温」「湿度」「時間の経過」それぞれが影響しあい、一連の問題を誘発する。

(一部日刊自動車新聞より)