印刷大手の大日本印刷(以下DNP)は、液晶技術の研究開発を手掛ける米国アルファマイクロン(AMI)と協業して新しい液晶調光フィルムを共同開発したと発表しました。この新型液晶調光フィルムは、電圧を掛けることで瞬時に光の透過率を制御することが出来、自動車のサンルーフやリアウィンドウ向けに提案する。AMIのフィルム用材料とDNPの生産技術を組み合わせた新製品は、見る方向によって色が異なる「二色性色素」を使用した液晶技術で、電圧を掛けることで透明度を1秒以内に切り替えることが出来る優れものだ。比透明時の色も自由に選択出来るため、車輌のデザインやボディカラーとのマッチングも可能で、明暗の切り替えに必要な電圧は8~20ボルト。この新製品は自動車のみならず、住宅用、ホテル、店舗などなど汎用性が高く、かなり面白い製品だと思われます。 (一部日刊自動車新聞より)