日産自動車は、今年夏に投入予定の新型ミニバン「セレナ」に自動運転技術を踏襲したものを第1号モデルとして投入する。新型セレナでは、停止状態から高速走行まで自動運転する機能を設定する。車線変更時以外に車線を逸脱しないようにハンドルを自動補正する機能も盛り込む。最近中型ミニバンでトヨタに大きく差を広げられている日産が、新型セレナに自動運転技術を盛り込むことで、商品の差別化を図る狙いだ。新型セレナに採用されるのは、自動運転技術「パイロットドライブ1.0」の第1弾となる技術で、主に高速道路の自動運転を想定し、渋滞を含め完全停止から高速走行まで、ハンドル、アクセル、ブレーキを操作しなくても自動走行出来る。自動運転技術は米国企業が一歩先んじているが、同社が技術の日産として自動車メーカーを牽引出来るか要注目でしょう。