昨日廃油再生業者の苦労をレポートしましたが、鉄スクラップ価格も下落が続き自動車スクラップ事業者も厳しい局面を迎えている。2008年の鉄スクラップ価格が「バブル相場」と認識せざるを得ない状況にまで落ち込んでいる。リーマンショック以降中国の内需拡大で一時回復した鉄スクラップ価格でしたが、最近の米国を除く世界経済の停滞で価格は全く冴えない。しかも悪いことに軽自動車比率が年々高まっており、運送費どころか解体費用まで賄えないところも出てきている。トリクルダウン?1億総活躍社会?机上の空論もいいところで、いつの時代も末端にしわ寄せがくるこの現状には、いい加減反吐が出る。