日本航空電子工業は、大画面や曲面デザインにも対応するメタルメッシュタイプの車載向け静電容量式フィルムセンサーを開発し・販売を開始したと発表しました。当該製品を東京の昭島工場にて、フィルム基材への電極形成から意匠カバーとの貼り合わせまでの一貫生産します。ここ数年カーナビやカーオーディオ向けで人気化している、大画面化、デザイン性、操作性の更なる向上への適応を目指していく狙い。この新製品は同社の高精細印刷技術を用いたことで実現、センサーパターンには従来のガラスセンサーでは無く、金属細線を格子状に配線するメタルメッシュタイプを採用する。フィルム基材上に電極を形成することで、通常2枚で構成されているフィルム基材を1枚にすることに成功、これにより軽量かつ曲面化も可能となっており、大型モニターの20インチまで対応出来る上、厚さは0.1㎜という。今後車輌の自動運転化が加速すればするほど、情報管理モニターの大型化や高操作性は必須になり、同社のシステムはアドヴァンテージになると思われます。

(一部日刊自動車新聞より)