ミャンマーは2018年に右ハンドル車の輸入が禁止となり、2017年中に取得した輸入許可がなくなり次第、段階的に日本からの中古車輸出はなくなると思われていたが、2019年も日本から60,269台の輸出があり6位にランキングされている。現在、ミャンマーに輸出されている車両のほとんどはコンテナ船でタイ経由輸出されているもので、タイのLaem Chabang港でコンテナを陸揚げして、陸路でタイ・ミャンマー国境を通過して日本の中古車を輸入するルートが出来上がっている。輸入した右ハンドルの日本車はミャンマー国内では正規に登録することはできないが、ミャンマーの中央政府の目が行き届かない田舎の地域で無登録で使用されているようだ。ミャンマーといえばかつては、プロボックスやタウンエーストラックなどを通常の相場とはかけ離れた高値でオークションで落札して日本の中古車マーケットに衝撃を与えたが、現在は1台あたり10万円~30万円程度の予算で低年式のクラウン、アルファード、プラド、クルーガー、フィットなどを買っている状況のようだ。違法なルートで輸入しているため政府の規制がなく、年式の制限もないため、アフリカ諸国が年式規制で買わないような低年式車両がミャンマー向けで買われているようだ。

 スリランカは前年対比-53.52%で輸出台数が大幅に減少し、7位から11位に順位を落とした。2018年にスリランカ政府が中古車輸入に関して寛容な政策を打ち出したため2018年の夏までに急激に輸出台数を伸ばしたが、その反動で外貨流出による外貨不足の不安が意識され、2018年の秋に中古車輸入を抑制する政策に方針転換した。このため、その後はスリランカ向けの中古車輸出台数が減少へと向かった。2019年はこのトレンドを引き継ぎ、スリランカ向けの中古車輸出は低調なままであった。2019年の11月の大統領選挙でに親中派のラジャパクサ氏が勝利し、新しい政権が自動車輸入に関する税制をどうするのか注目されている。

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