自動車、ハーフカット、ノーズカット、自社解体をしてコンテナ自社積めを目的に全国に点在する「ヤード」、そのヤードの25%近くが点在する千葉県で、今年4月から「ヤード適正化条例」が施行されました。4か月で県内510ヶ所の内300ヶ所のヤード事業者に立ち入りを行い、設置義務を負ったヤードが半数以上の173ヶ所にも上った。自動車リサイクル業界では、不適正解体を行う悪質業者の取り締まりを求める声が多く上がっており、ようやく千葉県が重い腰を上げた形だ。自動車リサイクル業を業として行うために、多額の費用を講じてリサイクル事業を推進する同業界にとって、簡易な設備でルールも尊守しないヤード作業に苦言を呈してきたが、ようやく実行されることになった次第。また一向に減少に転じない盗難車に対し、警察や保険会社を中心に意義を申し立てており、千葉県の動向以後全国でヤードへの規制が始まるかもしれないとの事。

(日刊自動車新聞より)