当サイトで数ヶ月前に原油先物価格が40ドル台前半で、瞬間風速で30ドル台もというレポートを見た方も多いかと思います。本日早々と先物価格が50ドルを割れ、5年8ヶ月ぶりの低水準となっております。今後原油価格が下げ止まるかどうかは、中国や日本のような原油消費大国が長期契約を産油国と結ぶかどうかに掛かっていると思われ、そのような大口の長期契約が結ばれるかどうかを注視すべきでしょう。現段階ではそのようなニュースは有りませんので、自立反発は有ると思いますが下落トレンドは不変です。本邦のような資源消費国にとっては、大幅減税と同等の効果が有る代わりに、産油国にとっては先の見えない不毛な消耗戦の様相を呈しております。