ジェイテクトは、高耐熱、低温性を両立させたリチウムイオンキャパシターを開発したと発表しました。2019年の量産に向けて開発する予定。低燃費化に向けて電動パワーステアリング(EPS)の適応モデルが拡大しているものの、大型車へのEPS搭載には12ボルト電源では出力がどうしても不足する。今回開発した6ボルトのリチウムイオンキャパシターと充放電コントローラーを加えることで、大型車にもEPSを搭載する事が可能になる。従来のキャパシターは、一度に高いエネルギーを放出できるものの、熱に弱い。今回独自技術を投入し、85℃まで使用可能なリチウムイオンキャパシターを開発、車室内での要求に対応させたうえ、電圧を制御すれば、105℃まで使用が可能となる。既存製品への搭載の他、キャパシター単体、モジュール、充放電コントローラーも組み合わせたシステムでの販売も予定している。

(日刊自動車新聞より)