国土交通省は23日、VW社の排ガス不正問題を受け、新型車や使用過程の車輌の検査を見直す検討会を開くと発表しました。車載式排ガス計測器を搭載した路上走行試験、販売後の追跡調査の有り方等を議論し、来年4月に中間報告をまとめる。本邦でもクリーンディーゼル車輌が復権してきただけに、今後のディーゼル車輌の行く末が心配される。ただクリーンディーゼル車における地方部はもちろん中古車輸出としての海外需要は今もって高く、盲目的にディーゼル=悪の枢軸的な報道は是非とも辞めてもらいたいところであります。余りにも報道が行き過ぎると、ディーゼルエンジンの進化を阻害し、せっかくマツダ自動車等が苦心して開発したエンジンが水泡に帰す可能性も有るからです。ただ今回のVW排ガス不正問題はそれだけインパクトが有ったということでしょう。

(一部日刊自動車新聞より)