日産自動車は28日、「セレナ」にノートで高評価を得ているeパワー仕様のHV、「セレナ eパワー」を追加設定して3月1日から発売を開始しました。「セレナ eパワー」に搭載するシステムは、「ノート」に搭載したシステムに対し、インバーターの性能向上と電池容量の拡大を図り、出力を25%向上させた。電池のみで走行出来るマナーモードも新設定し、早朝や深夜の外出や帰還の際に周囲に優しいドライブを可能とさせている。販売台数はセレナ全体の販売計画(月間8000台)の4割を見込んでおり、事前受注はすでに3600台に達している。eパワーはHV車となってるが、「ノート」同様エンジンは発電のみに使用、駆動はモーターのみで行い、モーターならではの発進加速性能とアクセルペダルのON・OFFで加速・減速を行える操作性が特徴だ。肝の二次電池は、「ノート」の80セルから96セルへ2割増量、容量を「ノート」の1.6KW/hから1.8KW/hに増加、燃費性能はJC08モードで26.2Km/リッターとクラストップを実現。また新たに電池へのチャージを優先させるチャージモードも備え、走行中に切り替えると電池を満充電にするまでエンジンを稼働させる。またエンジンの回転制御とボディの防音性能により、1クラス上の上質な静粛性を実現させたことで、ユーザーから高い評価を得ている。「セレナeパワー」は、4つのグレードを用意、価格は296万8920円~340万4160円(税込)。自動運転技術「プロパイロット」は、「XV」と「ハイウェイスターV」にオプション設定。