本邦株式市場では、日銀の発表以降の数時間で一時800円近くも暴騰、売買代金も4兆円とまさに日銀の奇襲攻撃が成功した形となりました。特に欧米が休んでいる最中に発表されたため、欧米の買戻しが今後加速するものと思われます。3日ナイトセッションの日経平均先物市場の板をみておりますが、すでに17,000円を超えており、4日は更に日経平均先物市場にさや寄せする形で17,000円超となるとおもわれます。通常このような急騰というより暴騰した場合は、数日で調整に入る可能性が有るかと思われますが、先日発表されたGPIF(年金基金)の国債主体から国内外の株式投資比率を増加させる発表がされていますから、株式市場はしばらく活況になるかもしれません。ただ日経平均に関しては、小泉相場の時にでも抜けなかった18,000円処に大きな戻り売りの壁が有りますので、それを突破出来るかが目先の節目となるでしょう。