燃料電池車(FCV)の販売開始が近づいてきておりますが、以前は1台1000万前後のコストが掛かっておりました。理由は材料に効果なパラジウムなど希少金属を必要としていた訳ですが、現在はニッケルを主原料とした燃料電池車となっており販売価格も半値以下くらいに下げることが出来そうで、来年から各メーカーで販売合戦が本格化しそうです。ただ個人的に一つ懸念材料としてやはりニッケル価格の上昇が心配で、インドネシアの禁輸、ロシア情勢などにより今後もニッケル価格の上昇基調が続いた場合(インドネシアの1月からの禁輸開始からすでに20%以上も価格が上昇中)、冷や水を浴びせられる可能性が有るという事です。現在岩谷産業を中心に水素ステーションの設置が順次拡大している最中、未来型車輌販売の出鼻をくじくことになって欲しくないと思っております。ハイブリッド、電気自動車、に続く次世代型第3極になれるか面白い勝負が始まります。