自動車メーカー各社がメキシコでの自動車生産を増強させております。以前も何度かレポート致しましたが、メキシコは自由貿易協定や経済連携協定などで世界50ヶ国以上と協定を締結しており、無税や低税率で輸出出来る素地が出来あがっております。特に景気回復が顕著になってきた米国市場向けの輸出台数が増加しており、日米の自動車メーカーを筆頭に今後も生産体制の拡充を図るものと思われます。マツダも北米向けを中心に工場を稼動させており、同時にトヨタ自動車の車輌の生産も開始する予定。メキシコは自動車輸出のみならず様々な分野の製造業の進出が進んでおり、それら経済成長の恩恵により国内での販売も好調で、今後も中南米の“タイ”のような位置づけになる可能性が高いでしょう。また国力安定のため金地金を積極的に推進しており、まことしやかに噂されている北中米共同通貨構想“アメーロ”導入を睨んでの行動ではないかとも言われております。いずれにしろメキシコが中南米のハブになる可能性は、高いと思われます。