2008年9月のリーマンショック、2011年3月の東日本大震災などで落ち込んでいました中古車輸出ですが、2012年はミャンマーの中古車輸出が牽引、今年はソチオリンピック特需のロシア、ミャンマー、円安の影響でアラブ首長国連邦、ニュージーランド、アフリカ各国が大きく躍進し、2年連続年間輸出100万台超えが確実となりました。ただこの数値には、ハーフカット、ノーズカット、部品取り用丸車、“いわく車”は含まれておらず、実際の台数は1.5倍以上に上ります。 税関統計報告で年間100万台が、中古車輸出が順調かどうかの目安基準なので、来年以降更なる円安が進んだ場合台数の増加も見込めそうです。ただ今後は、国内で販売絶好調な軽自動車の輸出先を見つけるのも、一つの生き残り戦略となるでしょう。リーマンショック以降、ハイブリッド車と軽自動車の伸びが著しいので、数年先の軽自動車輸出先の模索は一つのビジネスチャンスかと思います。

(ブコビッチ)