月曜日の朝方から米国長期国債の価格が下落(金利上昇)し、直近では2.72近傍にまで達している。通常このケースでは日米金利差によって円安に振れても一向におかしくないのだが、1ドル109円を瞬間超えたところで再びドル安(円高)方向に戻ってきている。1月からはFRBがバランスシートを昨年の倍縮小してきており、更に中国が米国債購入を減らすか停止する旨を示唆、米国債、特に長期金利に関して注視が必要になってきた気がします。長期金利の急激な上昇は、様々な市場で歪みを誘発することも。2月からはFRB議長が、ジャネット・イエレン女史からジェローム・パウエル氏に交代する中、市場がどのような反応を示すのかも絶えず注視すべきでしょう。