UDトラックスは11日、13年ぶりに改良した大型トラックの新型「クオン」を上尾本社で発表しました。新型「クオン」は、今年9月から強化される排出ガス規制も当然クリア、全機種で「2015年度重量車燃費基準+5%」を達成させている。新型エンジンの馬力は先代モデル比で約10%向上、同社独自の電子制御オートマチックトランスミッション(AMT)「エスコット・シックス」は、乗用車に近い操縦性を実現、女性ドライバーや経験の浅いドライバーの負担軽減や安全面の確保にも貢献させているのが特徴だ。その他GPSを用いて走行歴の有る道路の勾配を車輌に記憶させ、道路状況を先読みして車速やエンジン回転数などを自動制御する「フォアトラック」機能も初塔載している。他社メーカー同様軽量化もなされていて、部品の見直しによる軽量化で車種によるが積載量200Kg拡大させ、輸送事業者の効率化を後押しする。安全性能に関しても、ミリ波レーダーとカメラで前方の車輌を検知する「トラフィック・アイ・ブレーキ」を搭載、2019年11月から施行される衝突被害軽減ブレーキ性能要件強化にいち早く対応させている。