先日中国市場で株価指数は鰻上りの反面自動車販売が激減しているというコラムを書きましたが、6月に入っても全く改善されずむしろ値下げ合戦による投売りが続いております。株式市場が短期的にあれだけ大きな棒上げをしたのでしたら、含み資産効果で自動車等にも資金が廻っても良さそうなのですが、実態経済に資金が廻らない異常な状況に。欧米メーカーを中心に大幅値下げで販売台数を稼いでいる状況で、ディーラーによっては利益ゼロでメーカーからのインセンティブに頼って投げ打っているディーラーも少なく無いそうです。やはり中国市場の動向は今年の大きな火種になりそうな気が致します。