業者用オークションを始め全国で旧車が高騰しています。空冷式ポルシェ911、ディフェンダー30周年、BMW M3、スカイラインR32GT-R、NSX、旧車等々枚挙に暇がないくらい価格が高騰しています。この価格高騰の大きな一因になっているのが、米国の投資マネーである。日米欧の異常なまでの量的緩和政策による有り余ったマネーが、投資先を求めて様々なものに流入し続けている。実際米国では量的緩和政策が始まって以降、自動車の投資リターンが非常に良いということで、未だにその威力は衰えていない。その他エアジョーダンなど、ありとあらゆるもう手に入らない物品を中心に投資マネーが流入しています。最近は米国だけでなく、英国、欧州、豪州、香港などが自動車投資に参戦しているため、今年に入って更に高騰しているのです。この自動車投資ブームがいつまで続くか判りませんが、本邦の自動車業界にとっては悪い話ではないと思います。まだはもうなり、もうはまだなり。