昨年からヴェネズエラとともにディフォルト懸念が取り沙汰されていたプエルトリコ、とうとう5月3日に700億ドル(7兆8000億円)という米国自治体(自治領)として米国最大の債務を負って連邦地裁に破産申請を致しました。この金額は、2013年に破産を申請したデトロイト市の約4倍に上り、今後の情勢を見守る必要性が有りそうだ。カリブ海の観光名所プエルトリコ、リーマンショック以降の客足の鈍りから、国の財政は逼迫し都度多額の債券を発行、急場を凌いできたが米国の金利正常化によって、徐々に資金繰りが厳しくなっていったと思われる。今後は債券を保有する米国富裕層や年金基金への影響がどのようになるのか、注視が必要でしょう。