10月4日現在でやはり禁輸という情報は、やはり今現在裏が取れていない。元々国際社会から隔離させられており、当然自動車の輸入を厳しく制限させられてきたため、様々な憶測、ガセネタ、誘導、が多々見受けられてきただけに、今回の一連の報道は現段階で公式発表とはなっていないところをみると、ルーモアと言わざるを得ない。 次なるブーム車輌を意図的に誘導したり、様々な方法を駆使してきた輸入業社やブローカーの暗躍という経緯が有るので、現段階どのような意図でこのような発表をしたのかは意味不明である。しかしこの情報が元になっているかは定かではないが、現地輸入パーミットの価格が上昇しつつある。輸入パーミットの個人や業者販売も盛んに行われているため、このような事象が発生した場合遅滞無く価格上昇へと繋がる。実際9月に入り、各ディーラーの半期の決算に併せて販売促進を進めていた兼ね合いで、中古車のオークションへの流入も増加したのも手伝い、9月の輸出台数も概ね好調である。

 ただ前回も書いた通り、青天の霹靂的なレギュレーション変更が今まで実施されてきた経緯が有るため、情報を逐一入手するのがやはり肝要であろう。 またミャンマー向け在庫を御持ちの業者様は出し惜しみする事無く、オークション販売若しくは在庫販売されるのが宜しいかとは思います。今年中盤まで鉄板車輌で有った、プロボックス・サクシードは現地で車輌火災が相次いだという情報が飛び交い、現在の価格は落ち着き出している。とはいえ、車輌価格の落ち着きは出てきたが、輸出台数の特段の減少にまではいっていないのが現状で、この車輌火災も何が要因で火災が多発したというのか今だ意味不明である。とりあえず本邦に於ける意味合いの移動手段や動産という意味合いでは無いので、そのようなルーモアに面白いように踊らされる傾向は多々見受けられる。ただ以前のマークII、ハリアー、パジェロ、プラド等値段が、それまでの中古相場の5倍前後まで跳ね上った時に売り惜しみをし、その後見るも無残になるケースが有るので、やはり国内の業者様も輸出相場、輸出の人気車種などの情報の入手はこれからの最低限のビジネスツールになると思われる。まだはもうなり、もうはまだなり、1円でも高く販売したいのは痛いほど解かるが、ミャンマー、 スリランカ、マレーシア等値段の相違が著しいマーケットの在庫を扱う場合は、最新の注意・情報の入手が必要だと思われる。 通常新しければ新しいほど値段が跳ねと思われるが、今年より来年出品した方が100万以上跳ねる車輌も実存するからである。特に現在はハイブリッドカーや軽自動車が突出して売れているので、普通車、商用車、RV車等の中古自動車の囲い込みは非常に重要なビジネスチャンスで有る。 特に都市部と近郊・地方では車種構成がかなり相違する場合が有るので、その土地に有った車輌の囲い込み(買取り)をする対策を取るべきだと思います。 スクラップ車輌も特段急いで潰さなくても良ければ、今後スクラップ価格の上昇 が現段階で予想されますので、スペースに余裕の有る業者様は保管されるのも一案でしょう。ただマフラー盗難(プラチナが取れる)なども有りますので、スクラップ車といえども対策は御立てになられた方が宜しいかと。

(ブコビッチ)