円高の逆風のなか、唯一活況を呈しているミャンマーのマーケットですが、中古車輸入規制に関するミャンマー政府の方針が二転三転して、なかなか先の見通しを立てづらいマーケットという印象を受けております。これまで輸入が認められていなかったプラドが今年に入り輸入解禁となり、年始のオークションで爆発的に価格が高騰したかと思うとすぐに沈静化してみたり、当初の年式規制も税金を多く支払えば高年式車も輸入可能になるなど規制が有名無実化しており、どの年式のどの車が人気化するのか全く読めない状況となってきております。昨年、人気だったパジェロ、サーフ、マークⅡは相変わらず人気はありますが、かつて程の高値で取引きされることはなく、輸出される車種もばらけてきている印象です。

 昨年秋に設定された50,000台の輸入枠も現時点ですでに半分は消化された模様で、今年の春頃にはこの輸入枠の予定台数が終了すると言われています。当初の50,000台の輸入枠終了後に、条件付きで新たに輸入枠が設定されるという話もありますが、ミャンマー政府がどう動くのかそのときになってみないとわからないというのが実際のところで、何とも見通しを立てづらいマーケットです。

 

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